当人同士が認識している抜けられないループ【ペナルティループ】

ペナルティループ - 荒木伸二, 若葉竜也, 伊勢谷友介, 山下リオ, ジン・デヨン
ペナルティループ - 荒木伸二, 若葉竜也, 伊勢谷友介, 山下リオ, ジン・デヨン

■ヒトコト感想
恋人を殺された岩森が犯人である溝口に復讐を行う物語だ。序盤では岩森が淡々と溝口に復讐するために、自動販売機に仕掛けをして溝口を弱らせ車の中でナイフでめった刺しにする。そして、溝口の死体を湖に捨ててしまう。が、目が覚めると同じ日の朝だった。タイムループもので、岩森は前日の記憶がそのまま残っている。

だんだんとこのタイムリープの仕組みがわかってくる。そして、強烈なのは殺される側である溝口も同じ日を繰り返しているとわかっている部分だ。意図せず、毎回同じ人物から殺されるのが決まっている。それを避けようとしても、決して避けることはできない。車は規則正しく工場へ向かい、同じ行動をとるしかない。ループを抜け出せないとわかった際の二人の諦め具合が良い。

■ストーリー
岩森淳が朝6時に目覚めると、アナウンサーの「おはようございます。6月6日、月曜日。晴れ。風のない穏やかな1日になりそうです。今日の花はアイリス。花言葉は『希望』です」という声が、時計から流れてくる。岩森は身支度をして家を出て、最愛の恋人・砂原唯を殺めた溝口登を殺害し、疲労困憊で眠りにつく。翌朝目覚めると周囲の様子は昨日のままで、溝口もなぜか生きている。そしてまた今日も、岩森は何度も復讐を繰り返していく――。

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