作者自身に向けての言葉のようだ 【立ち直る力】

立ち直る力 - 辻仁成
■ヒトコト感想
辻仁成の作品。冒頭で子供に向けての提言というような描かれ方をしているのだが…。内容を読む限り、作者自身に向けての言葉がかなりあるような気がした。総じて、頑張りすぎないこと。自分を追い詰めすぎないことへの心構えが描かれている。ということは、作者は相当頑張ってきたのだろう。巷にあふれる自己啓発系の本とは一線を画す作品となっている。
今現在、頑張りすぎて精神が疲弊している人は読んでみると良いのかもしれない。手を抜くことは悪ではない。作者自身はシングルファーザーとして仕事に家事に育児と奮闘しているのだろう。たまには手を抜いても良いのでは?と自分に対してアドバイスしているように思えてきた。
■ストーリー
生きてりゃ普通にみんな無理している!だから……「弱っているときはじっとしていろ。英気を養い、再起の機会を待てばいい。人間、立ち直る力だ」人は生きていればつらい目にあうし下を向いてしまうこともある。前に進めないときもある。そんな弱った心にじんわりとしみわたる温かな言葉たち。紡ぐのは、作家・辻仁成。もとは中学生の息子へ贈るための言葉だったが本書では、この地球上のすべての人に向けて編纂。今ある暗い気持ちがふっと楽になる、明日も生きてみようと思える、愛あるメッセージ集。
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