二重人格の女が秘密を握る 【吉原暗黒譚】

吉原暗黒譚 (文春文庫 ほ 15-5) - 誉田 哲也
■ヒトコト感想
吉原を舞台とした物語。狐の面をつけて花魁を殺害する事件が発生した。それを調査するのは貧乏同心の今村とくノ一の彩音。狐面の一味のひとりを今村の幼馴染の仙石が殺したのだが…。狐面をはがした瞬間に火が出て顔が焼けて正体がわからなくなるという仕掛けまである。殺された花魁はすべて丑三という男が元締めをしていた。
今村が丑三と交渉して狐面の組織を見つけ出せば五百両をもらえる契約を行う。ちょっとしたミステリー的な展開となっている。今村のパートとは別に、長屋に住む幸吉とおようのふたりのちょっとしたラブロマンスのような展開もある。おようが二重人格の様相を見せ始めると、物語は大きく動き出す。過去の凄惨な殺人事件が現在の花魁殺しにつながっていた。
■ストーリー
吉原で狐面をつけた者たちによる花魁殺しが頻発。吉原大門詰の貧乏同心・今村は元花魁のくノ一・彩音と共に調べに乗り出すが……。
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