泣けすぎてやばい【その日のまえに】
■ヒトコト感想
かなりガツンときた。死をテーマとした短編だけに、あざとくも感じたが、どうしてもジーンときてしまう場面がある。しかし、本作はテーマを割り引いても十分心にしみ渡り、思わず涙がこぼれそうになってしまう。特に後半の「その日」あたりはすごかった。読みながら常に考えていたのは、もし、自分が同じ立場になったらどうするだろうかということだ。それを考えると、感動せずにはいられない。安易に感情移入したわけではないが、引き込まれてしまったというのが正しいのだろう。特に、死んだ妻からの手紙のあたりは、やばすぎる。現実として想像すると、電車の中にも関わらず、目から涙がにじみ出てしまった。
■ストーリー
僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。

この記事へのコメント
二度読みして、また泣けるなんてすごい作品ですよね。
評価が高いのにもうなずけます。